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KINGZ JAPAN、6年の軌跡 - コロナ禍を乗り越え、日本に根づいた柔術ブランド

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2025年10月、KINGZ JAPANが日本での発売を開始して、6年の節目を迎える。

いまや世界中の柔術家に愛されているKINGZが、日本でどのように成長してきたのか。オーナーのアサダ トシオ氏・アサダ メリナ氏が、その歩みを語る手記を寄せてくれた。

KINGZ JAPAN 6周年の歩み

2025年10月、KINGZ JAPANは日本での発売開始から6周年を迎えます。

まずは、ここまで共に歩んでくださったパートナーの皆さま、そしてお客様に心より感謝申し上げます。皆さまの支えなくして、今日の私たちはありません。

ここからは、KINGZ JAPANの歴史を振り返りたいと思います。

始まりと背景

KINGZ JAPANは、現在22名ほどのブラジル人スタッフが働く「NEXUS」という会社に属しています。オーナーは、アサダ トシオ、アサダ メリナ、コジマ ヤエコ、モリ ジュリオの4名。いずれも1990年代後半に日本へ移住した日系移民の子や孫です。

グループはKINGZ JAPAN、KINGZ ASIANのほか、愛知県に2店舗の24時間ジム(ELOS GYM)、そして道着やアイテムのカスタマイズを行うHEAT PRESSも展開しています。

1999年に柔術を始めたトシオとメリナは、柔術関連事業全般を担当。一方で、ムエタイ/キックボクシング指導者のジュリオとヤエコはアカデミー運営を担っています。私たちのパートナーシップは2012年に始まりました。

日本での事業は2019年10月にスタート。トシオとKINGZ本社CEOのブルーノによる2年間の交渉を経て、サンディエゴへの出張やブルーノの来日を重ねた結果、実現しました。

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厳しいスタート

開始直後に新型コロナウイルスの流行が直撃。ジムは閉鎖され、大会も中止。非常に困難な船出でした。多くの人が諦めてしまう状況でしたが、私たちは自分たちの仕事を信じ、困難を乗り越えてきました。

当時、日本ではまだKINGZはほとんど知られていませんでした。スポンサーの話を持ちかけても「有名なブランドではない」と断られることも多く、確実なものを不確実なものと交換する難しさを痛感しました。

しかし、私たちの目標は一貫して「お客様に最高のものを届ける」ことでした。スポンサー募集のキャンペーンを行ったこともあり、その後は多くのアスリートから自らスポンサー希望の連絡をいただけるようになりました。

現在では、タイナン・ダルプラ、ミカ・ガウヴァオン、ジオゴ・ヘイス、コール・アバテ、サラ・ガウヴァオンら40名以上のトップ選手、さらにはメンデス兄弟、アンドレ・ガウヴァオン、ホイラー・グレイシーといったレジェンドもサポートしています。

日本市場との調和

最初はオンライン販売から始め、大会が再開すると、連盟に働きかけてブース出展を開始しました。日本のお客様に素材やサイズ感を知ってもらうためです。

市場の理解や日本人の好みを把握することは簡単ではありませんでしたが、時間をかけて調整し、色やスタイルの好みを掴んでいきました。

今では大会に行くと、家族みんながKINGZを着て会場に来てくださる方もいます。私たちにとって最高の喜びです。KINGZはアスリートだけのものではなく、家族のためのブランドなのです。

ブース運営は最も大変ですが、同時に最もやりがいがあります。私たちは当初から「ただ商品を並べて売る」のではなく「お店のような空間」を作ることを大事にしてきました。大会ごとに新しい仕掛けを用意し、来場者の皆さんと一緒に楽しめる空間を目指しています。

日本のお客様は最初、少し恥ずかしそうにブースの前を通り過ぎますが、勇気を出して入ってくださり、接客を受けてリラックスしていく姿が印象的です。中には「日本語が通じないと思った」と英語で話しかけてくる方もいますが、試着を楽しんだり動きを試したりして、最後にはみんな友達のようになります。これこそ柔術の精神です。

お客様との信頼関係

大会だけでなく、メールやInstagramでも多くのお問い合わせをいただきます。体重やサイズの質問、交換や不具合対応など、できる限り丁寧にお答えしてきました。

その中で「対応が人間味にあふれている」と評価していただけるのは、私たちが大切にしている価値観――効率・品質・誠実さ――の成果です。小さなミスがあっても必ず解決し、お客様に満足していただくことを何より優先しています。

成長の理由と信念

なぜKINGZが日本で成長できたのかと問われると、私たちは「愛を持って働くから」と答えます。利益だけではなく、他者のために誠実に働くこと。その積み重ねが必ず報われると信じています。

私たちの信条は「良い種を蒔き、大切に育てれば、必ず実を結ぶ」。それは時間がかかるかもしれませんが、必ず花開くものだと考えています。

1999年に柔術を始めたとき、まさか今日このような形で柔術に貢献できるとは想像もしませんでした。長年積み上げてきた努力が、今ようやく実を結び始めているのです。

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未来に向けて

柔術に国境も言語もありません。私たちはブラジル人として日本に住み、「より多くの人に柔術を知ってもらい、ライフスタイルとして楽しんでほしい」という使命を胸に活動しています。

お客様、スポンサー選手、パートナー道場の皆さまの信頼があるからこそ、KINGZはさらに成長できています。本当にありがとうございます。

これからも大会会場のブースで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。Instagramや公式サイト(kingz.jp)もぜひチェックしてください。

今後の目標は、kingzasian.comを通じてアジア全体にブランドを広げ、アメリカ・サンディエゴのように日本でも実店舗を開くことです。

なお、KINGZの商品はすべて愛知県の倉庫から発送しています。アメリカから送られてくると思われる方もいますが、日本やアジア向けは直接ここから出荷しています。

商品ラインナップもアメリカと同様です。多少遅れて発売されることもありますが、最新のトレンドやコレクションを日本のお客様にも提供することを大切にしています。

KINGZ JAPAN
KINGZ ASIAN