
現地時間5月28日~31日にかけて、アメリカ・カリフォルニア州のLBSファイナンシャル・クレジット・ユニオン・ピラミッドで開催された、IBJJFのブラジリアン柔術の世界大会「ムンジアル」。
その黒帯ライトフェザーで3位入賞を果たしたのが、グスタボ・オガワ(AOJ)だ。
世界最高峰の舞台で表彰台に立ちながらも、その表情に満足の色はなかった。
黒帯2年目の若き実力者に、自身の成長と課題、そして世界王者への思いを率直に語ってもらった。
また、色帯時代から縁のある石黒翔也との対戦についても振り返ってもらった。

──ムンジアル3位入賞、おめでとうございます。まずはこの結果を振り返ってください。
グスタボ:正直に言えば、世界大会で3位という結果は大きな成果だと思います。
しかし、それだけで満足しているわけではありません。自分はもっと上を目指せると信じていますし、まだまだ成長できると思っています。今は頂上へ向かう山を、一歩ずつ登っている途中だと感じています。
──今大会で最も印象に残った試合は何でしたか?
グスタボ:石黒翔也さんとの試合です。日本で一緒に練習したことがあり、自分が黄色帯だった頃には、すでに石黒さんは紫帯でした。日本でも彼の試合をずっと見てきたので、実際に対戦できたことは本当に光栄でした。
とても尊敬している選手ですし、世代を超えた日本柔術の繋がりを感じられる、特別な試合になりましたね。
──今大会を終えて後悔していることはありますか?
グスタボ:正直、後悔はありません。やるべきことはすべてやったと思っています。まず神様に感謝していますし、この舞台で戦えたこと、この結果を残せたことにも感謝しています。そして、自分が目標に少しずつ近づいていることを実感しています。
──このムンジアルに向けてどのような準備をしてきましたか?
グスタボ:僕は特定の大会だけを目標にしてトレーニングしているわけではありません。常に自分自身の成長にフォーカスしています。大会は今の自分に何が足りないのかを確認するための基準です。そこで見つけた課題を日々のトレーニングで改善していくという考え方です。
──準決勝で対戦したカレド・アルシェヒの印象はどうでしたか?
グスタボ:とてもタフな選手でしたし、非常に戦略的なスタイルを持っています。彼には最大限のリスペクトを持っています。
──現在の自分の強みと課題を自己分析お願いします。
グスタボ:自分の強みはガードとトップゲームだと思っています。ただ、もっと効率よくポイントを重ね、試合全体をコントロールできるようになる必要があります。その部分は今後さらに改善していきたいですね。
──ムンジアルの大舞台でも落ち着いて戦えていたように見えました。
グスタボ:試合では常に冷静さを保つことを意識しています。そして『今この瞬間』だけに集中し、一試合ずつ戦うことを心掛けています。
──今回の3位という結果は今後のキャリアにどのような意味を持ちますか?
グスタボ:自分はまだ黒帯2年目です。この結果は大きなモチベーションになっています。もっと上へ行けると感じていますし、努力を続けて、パトのようにこのカテゴリーを支配できる選手になりたいと思っています。
──今後の目標を教えてください。
グスタボ:これからも今まで通りトレーニングを続けていきます。そして世界トップとの差を少しでも埋めていきたいです。また、判定に頼るのではなく、自分のスタイルでしっかりフィニッシュできるような、より効率的でオールラウンドな選手を目指していきます。
──最後に支えてくれているみなさんのたちへメッセージをお願いします。
グスタボ:まず神様に感謝しています。健康な体を与えてくれて、自分の好きなことに挑戦できていることに感謝しています。そして昔から支えてくれている家族、どんな時もそばにいてくれる妻、そして信じて応援してくれているスポンサーの皆さんにも心から感謝しています。

グスタボの印象に残った試合はクォーターファイナルのvs石黒翔也戦だ。日本では一緒に練習している二人。日本勢同士が世界最高峰の舞台で戦ったことは意義のあることだろう。

グスタボが3位となったライトフェザーはAOJのチームメイトのジエゴ・パトが優勝。決勝戦の勝利の後に帯をマットに残して引退を示唆した。