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「満足はしていない。でも、ここに立てたことは誇り」イゴール・タナベ、IBJJFヨーロピアン3位の本音とパンへの決意

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ポルトガル・リスボンで開催された「IBJJFヨーロピアン2026」でアダルト黒帯ヘビー級で3位入賞を果たしたイゴール・タナベ(ブラザCTA)。

久々となる国際大会で表彰台に立った喜びと、勝ち切れなかった悔しさ、その両方を抱えながらも、視線はすでに次戦・IBJJFパン、そしてムンジアルへと向いている。

試合の手応え、階級への適性、敗戦から得た自信、そしてファンへの思いを率直に語った。

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──ヨーロピアン3位入賞おめでとうございます。いまの気持ちからお願いします。

イゴール:みなさん、応援ありがとうございました。この結果には満足していませんが、嬉しくないかと言えばそうでもなく、すごく複雑な気持ちです。色帯の頃から海外大会に出ていて、黒帯の選手たちが表彰台に立つ姿を見て「すごいな」と思っていました。そこに自分が立てたのは嬉しかったですが、3位という結果には納得していません。

──久しぶりのIBJJFの国際大会でした。どんな感想でしたか?

イゴール:最後に出場したのが2019年のムンジアルなので、約7年ぶりの海外IBJJF大会でした。久しぶりで本当に楽しかったですね。「自分の居場所はここだな」と改めて感じました。大会の雰囲気も観客の歓声も素晴らしかったです。

──ヨーロピアンには過去にも出場していますが、変化は感じましたか?

イゴール:大会の規模がかなり大きくなっていて驚きました。黒帯の試合では観客が多すぎて、まともに見られないほどでした。座る場所もなく、立ったまま隙間から観戦するような状態でしたね。決勝戦や表彰式では照明演出も特別で、すごくプロっぽく感じました。

──ヘビー級で戦った感想は?

イゴール:自分の適正階級だと感じました。これからしばらくはこの階級で頑張っていこうと思います。

──ラペラガードでスイープやバックを奪う場面が印象的でした。手応えは?

イゴール:めちゃくちゃありました。最近は練習でラペラ対策をされることが増えて使う機会が減っていましたが、試合で使ったらすごく通用しました。日本に戻ったら、さらにラペラのテクニックを練って磨きをかけたいです。

──敗れた相手がヘビー級優勝者となりました。その結果をどう受け止めていますか?

イゴール:優勝した相手に負けたというのは、気持ち的に少し救われる部分はあります。もちろん、そこに甘えてはいけないですが。試合内容も本当にギリギリで、かなり競った試合でした。その相手が決勝では一本勝ちしていたので、少し自信にもなりましたし、ホッとしたところもあります。

──オープンクラスではケネディ・マシエルとの試合が注目されました。振り返っていかがですか?

イゴール:まず、ケネディのような実績ある選手と試合できたこと自体が光栄でした。敗因は自分の作戦ミスです。もっと自分らしく最初から攻めてパスを仕掛けていけば、チャンスはあったと思います。下になることにこだわりすぎてしまいました。ただ、無差別級に出たことで階級別の試合では緊張も取れ、身体もほぐれて良い状態になりました。出場したことに後悔はありませんし、とても良い経験になりました。

──3月にはIBJJFパンに出場予定です。どんな準備をして挑みますか?

イゴール:ヨーロピアンまでの準備は間違っていなかったと確信しました。このまま同じことを継続して、パンでは優勝を狙います。

──最後に応援してくれている皆さんへメッセージをお願いします。

イゴール:いつも応援していただき、本当に感謝しています。MMAに挑戦した時も、柔術に戻ってきた時も、ずっと応援してくれて嬉しいです。僕のためでも、家族のためでもありますが、応援してくださる皆さんのためにも、今年のムンジアルは必ず優勝したいです。これからも応援よろしくお願いします。

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左から99イギリスのペドロ・ベッサ、イゴール、99ファウンダーのエドゥアルド・テレス。