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ONE SAMURAI:Jiu Jitsu NERD視点の注目ポイント「相手の肘の上を持つ」

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4月29日、東京・有明アリーナにて「ONE SAMURAI 1」が開催された。

メインイベントでは、現役ラストマッチとなった武尊が、ONEフライ級キックボクシング暫定世界王座を懸けてロッタン・ジットムアンノンと対戦。5RにKO勝利し、有終の美を飾った。

そんな中、Jiu Jitsu NERDとして注目したいのが、セミファイナルで行われたONEフライ級総合格闘技世界タイトルマッチだ。王者・若松祐弥に対し、挑戦者アバズベク・ホルミルザエフが見せた“ある基本”が非常に印象的だった。

若松はタックルを切る能力に長けた選手だが、ホルミルザエフはタックルで懐に入りながら、相手の「肘の上」をしっかりとグリップ。そこから見事な飛行機投げを決めてみせた。

さらに、若松が対応してくると、飛行機投げからタックルへとスムーズに連携し、何度もテイクダウンを奪っている。

この「肘の上を持つ」という動きは、レスリングでは基本中の基本だ。タックルに入った際、相手にスプロールされて下になった場合でも、相手の肘上をコントロールすることで、バックに回られるリスクを大きく下げることができる。

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ホルミルザエフは、ガブリからの膝蹴りが認められているONEルールの中でも、この基本を徹底。組みの局面で主導権を握り続け、若松の体力を削ると、最後は劇的なスピニングバックエルボーで王座を奪取した。

このテクニックは柔術でも有効だ。タックルをスプロールされた場面で相手の肘上を押さえることで、バックを取られる確率は大きく下がる。

ホルミルザエフの戦いは、派手なフィニッシュだけでなく、「基本の徹底」が勝利を引き寄せた好例と言える。柔術愛好家にとっても、非常に参考になる内容だった。

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Photo by ONE Championship